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プラスゼロとミスミ、AEI・生成AIを活用し 設計者支援のためのツール研究着手 ~設計者の部品調達や設計業務を効率化~

 AI ・自然言語処理といった各種テクノロジーのソリューション提供・開発・保守・運用を行う株式会社pluszero( 本社: 東京都世田谷区、以下プラスゼロ) は、FA ・金型部品や工具消耗品等の機械部品を提供する株式会社ミスミグループ本社( 本社: 東京都千代田区、以下ミスミ) と、設計者の業務効率化のためのツール研究に着手しました。
 ミスミはEC サイト上で3,000 万点超の商品やデジタルサービスを提供し、機械部品調達における非効率解消に貢献してきました。ミスミが持つ知見とプラスゼロが提唱するAEI を組み合わせることで、図面や部品表作成における手間や工数の大幅削減を目指します。

 調達・設計効率化のアプローチとして、生成AI を軸としたものとAEI を軸としたものの2 種類が考えられます。生成AI を軸とした場合、汎用性が高い生成AI のモデルを基に開発を行うため、早期の開発が可能である一方、要件を細部まで満たした設計情報の生成は難しく、あくまで一定水準で要件を満たしたものとなります。一方で、AEI を軸としたものに関しては、機能をAI が理解できる形で表現した上でモデルを生成するため、人間による確認・修正は必要なものの、生成AI のみでは実現が難しかった、「高い水準で可能な限り個別要件を満たした設計情報」が生成可能となります。

■「AEI(Artificial Elastic Intelligence)」とは

 プラスゼロの提唱する「AEI(Artificial Elastic Intelligence)」とは、「特定の限られた業務の範囲において、人間のようにタスクを遂行できるAI」のことを指す、自然言語処理分野に注力するプラスゼロが独自に提唱する概念です。現在のAI技術では実現が難しいとされている「汎用人工知能」に代わり、プラスゼロでは特定条件に絞ることによって実用的な水準での業務遂行を可能とする技術である、「AEI」の実現を目指しています。「AEI」は昨今話題を独占しているChatGPTの信頼性を高めることができるという特徴を有しております。ChatGPTのような大規模言語モデルの技術の普及についての解決の方向性が、 「信頼されるAI」、「責任のあるAI」という形で示されていますが、「AEI」はそちらを具現化したものとなります。
 2021年9月、プラスゼロはAEIの根幹となる「意味理解AI」に基づく特許を取得いたしました。今後、一連の取り組みを通し、人間の言葉を高いレベルで理解できる「意味理解AI」の研究開発を進めることにより「AEI」は実現されます。
・AEIについてはこちら:https://plus-zero.co.jp/aei

■プラスゼロ企業概要

社名 : 株式会社 pluszero( プラスゼロ)
資本金 : 25 百万円
代表者名 : 小代義行代表取締役会長 CEO/森遼太代表取締役社長 COO
事業内容 : AI ・自然言語処理・ソフトウェア・ハードウェア等の各種テクノロジーを統合的に活用したソリューション提供・開発・保守・運用および販売、ならびに受託及びそれらに付帯するコンサルティング業務
URL : https://plus-zero.co.jp/

■ミスミ企業概要

社名 : 株式会社ミスミグループ本社
資本金 : 14,146 百万円
代表者名 : 西本甲介
事業内容 :FA 事業・金型部品事業・VONA 事業、各事業を中心とした企業グループの経営戦略・立案、管理・運営など
URL : https://www.misumi.co.jp/